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デザイナの組み込み(React)

このトピックではReactフレームワークでデザイナを使用する際のReact対応パッケージについて説明します。React対応パッケージからデザイナをWebアプリケーションに組み込む方法については、クイックスタート > Webデザイナコンポーネントの使用 > Reactを参照してください。

npmからインストール

React対応パッケージはnpmを利用してインストールすることができます。@grapecity/activereports-reactパッケージをプロジェクトにインストールすると、デザイナを使用できます。 React対応パッケージは@grapecity/activereportsパッケージに依存しており、React対応パッケージをインストールすると同時にインストールされます。

Reactのデザイナ

Reactのデザイナは、次のようにJSX(TSX)ファイルにインポートして、コンポーネントのレンダリングツリーに含めることができます。

import { Designer } from "@grapecity/activereports-react";
function App() {
  return (
    <div>
      <Designer />
    </div>
  );
}

デザイナには、次のプロパティが用意されています。

プロパティ 設定値 説明
hotkeysEnabled boolean ファイルを開くおよび保存するショートカットを有効にするかどうかを示します。
language string デザイナコンポーネントの表示言語を設定します。詳細については、「表示言語を設定する」を参照してください。
fontSet "default" | "registered" | "all" 利用可能なフォントを示します。
dataSources DataSourceTemplatesの配列 事前定義されたデータソースとデータセットを設定します。
reportList Report Resource Info itemsの配列 SubReportコントロールの[レポート名前]プロパティを設定します。
imageList Image Resource Info itemsの配列 Imageコントロールの事前定義画像を設定します。
onCreate onCreate関数 デザイナのツールバーに[新規作成]ボタンを追加し、対応するクリックハンドラを設定します。
onOpen onOpen関数 ツールバーに[開く]ボタンを追加し、対応するクリックハンドラを設定します。
onRender onRender関数 ツールバーに[プレビュー]ボタンを追加し、対応するクリックハンドラを設定します。
onSave onSave関数 ツールバーに[保存]ボタンを追加し、対応するクリックハンドラを設定します。
onSaveAs onSaveAs関数 ツールバーに[名前を付けて保存]ボタンを追加し、対応するクリックハンドラを設定します。
onOpenFileMenu onOpenFileMenu関数 ツールバーに[ファイル]メニューを追加し、対応するクリックハンドラを設定します。
report レポートオブジェクト 指定されたレポートをデザイナに読み込みます。

また、親コンポーネントは、デザイナ参照を作成して、Designer クラスgetReportsetReport、およびprocessCommandメソッドを使用できます。

import { Designer } from "@grapecity/activereports-react";
function App() {
  const designerRef = React.createRef();
  const btnClick = function () {
    designerRef.current.setReport({id: "report.rdlx-json"});
  };
  return (
    <div id="designer-host">
      <button type="button" onClick={btnClick}>
        Open Report
      </button>
      <Designer ref={designerRef} />
    </div>
  );
}