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チャートを使ったシンプルなレポート

このチュートリアルでは、Chartデータ領域を使用したレポートを作成する手順を説明します。

このチュートリアルを完了すると、次のようなレポートが作成されます。

チャートを使用したレポート

レポートにデータをバインドする

  1. 新しいレポートを作成します。デフォルトでは、空白の RDLレポート が作成されます。

  2. データソースに接続します。

    1. [データ]タブをクリックして、[データソース][+ 追加]をクリックします。

    2. [データソースの編集]ダイアログでは、次のURLをリモートJSONプロバイダの[エンドポイント]に指定します。

    https://demodata-jp.grapecity.com/northwind/odata/v1/
    
    1. [変更を保存]ボタンをクリックします。
  3. データセットを追加します。

    1. 追加したデータソースの[新規データセット]をクリックします。

    2. [新規データセット]ダイアログでは、Uri/パスにリソース名を「Products」として入力します。

    3. JSONパスに「$.value[*]」を入力します。

    4. パラメータプロパティで、項目の追加をクリックし、次のパラメータと値を入力して、別のリソース「Category」からフィールドを抽出します。

      • パラメータ=$expand , 値=Category

        これにより、「Products」および「Category」リソースのフィールドが単一のデータセットに結合されます。
    5. フィールドを取得するには、[検証]ボタンをクリックしてクエリを検証します。その後、[変更を保存]ボタンをクリックします。
      データソースへの接続とデータセットの追加については、データの連結を参照してください。

レポートレイアウトを作成する

このレポートでは、Chartデータ領域を使用してデータを表示します。レポートコントロールの一覧から、Chartデータ領域Chartアイコンをレポートのデザイナ面上にドラッグ&ドロップします。
デザイナ面上にChartデータ領域

プロットを定義する

Y軸にプロットされた2つの系列を持つチャートを作成します。そのために、Chartデータ領域に2つのプロットを追加する必要があります。

  1. チャートを選択した状態で、[プロパティ]タブから、[プロット]プロパティの横にある[項目の表示]をクリックして、[プロット 1]が既に設定されていることを確認します。

  2. [+ 項目の追加]をクリックして、もう1つのプロットを追加し、[プロット 2]として設定します。これで、[プロット 1][プロット 2]のプロットがチャートに設定されます。

次のように、プロットのプロパティを設定しましょう。

  1. [エクスプローラ]をクリックして、[プロット-プロット 1]を選択し、[プロパティ]タブを表示します。

  2. [共通]セクションの[値]プロパティの隣にある[項目の表示]をクリックして、[+ 項目の追加]を選択します。

  3. 表示される[値 0]の隣にある値プロパティのアイコンをクリックして、[値プロパティ]を表示します。

  4. [Value]プロパティの隣にある[項目の表示]をクリックして、[+ 項目の追加]を選択します。

  5. 表示されるボックスの隣にあるボタンをクリックしてフィールドのリストを表示し、「UnitsInStock」を選択します。
    Values Property for Plot-Plot1プロット-プロット 1の値プロパティ

    UnitsInStockフィールドは、データフィールドの下に表示されるフィールドボックスに表示されます。

  6. [エクスプローラ]から[プロット-プロット 1]を選択して、[エンコーディング]セクションの[カテゴリ]プロパティの隣にある[項目の表示]をクリックし、[+ 項目の追加]を選択します。

  7. 表示されるボックスの隣にあるボタンをクリックしてフィールドのリストを表示し、「Category.CategoryName」を選択します。

  8. チャートに凡例を表示するには、[エンコーディング]セクションの[凡例に値の名前を表示]プロパティを「はい」に設定します。

  9. メニューバーから[Chart]タブをクリックします。

  10. [プロットのテンプレートの設定]の隣にあるドロップダウンから「折れ線」を選択します。
    Chartタブから折れ線の選択

  11. 次の画像に示すように、[プロット-プロット 2][Value]プロパティを「UnitPrice」に設定します。
    プロット-プロット 2の値プロパティ

  12. [エンコーディング]セクションの[カテゴリ]プロパティの隣にある[項目の表示]をクリックして、[+ 項目の追加]を選択します。

  13. 表示されるボックスの隣にあるボタンをクリックしてフィールドのリストを表示し、「Category.CategoryName」を選択します。

  14. チャートに凡例を表示するには、[エンコーディング]セクションの[凡例に値の名前を表示]プロパティを「はい」に設定します。

  15. メニューバーから[Chart]タブをクリックします。

  16. [プロットのテンプレートの設定]の隣にあるドロップダウンから「縦棒」を選択します。

軸、ラベル、凡例を定義する

  1. [エクスプローラ]エクスプローラアイコンをクリックし、[Y軸-[プロット 1]]を選択します。

  2. [プロパティ]タブをクリックし、[共通]セクションの[タイトル]プロパティを「在庫数量」に設定します。

  3. [Y軸-[プロット 2]]を選択して、[共通]セクションの[タイトル]プロパティを「単価」に設定します。

  4. [プロパティ]タブより、[ラベル]セクションの[表示形式]プロパティを「通貨(桁数: 0)」に設定します。

  5. [エクスプローラ]より、[X軸-[プロット 1]]を選択します。

  6. [プロパティ]タブより、[共通]セクションの[タイトル]プロパティを「カテゴリ名」に設定します。

  7. [プロット]プロパティの隣にある[項目の表示]をクリックし、[+ 項目の追加]を選択して、次の画像のとおり設定します。
    X軸-[プロット 1]のプロパティ

  8. [ラベル]セクションの[ラベルの角度]プロパティを「45」に設定します。

  9. [エクスプローラ]より、[グローバル凡例]を選択して、[共通]セクションの[位置]プロパティを「Top」に設定します。

タイトルを追加する

チャートとX軸、Y軸にタイトルを追加しましょう。

  1. [エクスプローラ]エクスプローラアイコンをクリックして、Chart1(名前を変更した場合はそのChartの名前)の下にある[ヘッダ]を選択します。

    チャートにヘッダを追加する

  2. [プロパティ]タブをクリックし、[共通]セクションの[キャプション]プロパティを「カテゴリ別製品」に変更します。

    「製品」キャプション付きのチャート

レポートの外観をカスタマイズする

カスタマイズされたレポート

メモ:必要に応じて、レポートに配置する各コントロールのサイズや位置を調整してください。

  1. テキストセクションのサイズを使用して、チャートタイトルのテキストを設定します。

  2. デザイナーの上部にある[Chart]タブのを選択し、[グラフの色パレットの設定]の隣にあるドロップダウンから「Blue」を選択して、チャートに適した色パレットを選択します。

レポートを表示/保存する

  1. [プレビュー]をクリックしてレポートの最終結果を表示します。

  2. レビューモードを終了するには、デザイナの左上にある[戻る]ボタンをクリックします。

  3. [名前を付けて保存]をクリックして、レポートの名前を任意のものに変更し、[保存]をクリックします。