その他

Lookup

指定したデータセットから、指定したフィールドの最初に一致する値を返します。

構文

Lookup(source, destination, result, dataset)

引数

• source：現在のスコープで評価し、検索するキーを指定する式です。
• destination：データセットの各行を評価し、一致するキーを指定する式です。
• result：source = destinationであるデータセット内の行を評価し、返す値を指定する式です。
• dataset：レポート内のデータセットの名前を指定する文字列です。

例：

「Tableを使ったレポート」デモでは、次の式を使用して、ProductsデータセットにバインドされたテーブルにCategoriesデータセットのカテゴリ名を表示します。

{Lookup(categoryId, categoryId, categoryName, "Categories")}

LookupSet

指定したデータセットから、指定したフィールドのすべての一致する値を返します。

構文

LookupSet(source, destination, result, dataset)

引数

• source：現在のスコープで評価し、検索するキーを指定する式です。
• destination：データセットの各行を評価し、一致するキーを指定する式です。
• result：source = destinationであるデータセット内の行を評価し、返す値を指定する式です。
• dataset：レポート内のデータセットの名前を指定する文字列です。

例：

次の式を使用して、現在のスコープのTerritoryID値を持つすべてのストアを検索できます。

{LookupSet(TerritoryID, TerritoryID, StoreName, "Stores")}

Previous

指定したスコープ内のアイテムの直前のインスタンスで指定した式の値を返します。

構文

Previous(expression, [scope])

引数

• expression：集計値を計算する式です。
• scope：オプションの計算のスコープです。

例：

次の式を使用して、現在のスコープのSalesCountフィールドの前の値を返すことができます。

{Previous(SalesCount)}

RowNumber

指定したスコープ内の行数の実行中の値を返します。

構文

RowNumber([scope])

引数

• scope：オプションの計算のスコープです。

Join

配列に含まれる部分文字列を結合して作成された文字列を返します。

構文

Join(sourcearray, [ delimiter ])

引数

• sourcearray：結合する部分文字列を含む配列です。
• delimiter：返される文字列内の部分文字列を区切るために使用されるオプションの文字列です。省略した場合、空白文字（" "）が使用されます。

例：

次の式を使用して、現在のCategoryID値を持つカテゴリの製品リストを表示できます。

{Join(LookupSet(CategoryId, CategoryId, ProductName, "Products"), ",")}

Partition

計算された一連の範囲内で数値が出現する場所を示す文字列を返します。

構文

Partition(number, start, stop, interval)

引数

• number：範囲に対して評価する数値です。
• start：数値範囲全体の最初の数値です。0より小さい値は指定できません。
• stop：数値範囲全体の最後の数値です。start以下の値は指定できません。
• interval：1つの範囲と次の範囲の差である数値です。1より小さい値は指定できません。

例：

次の式を使用して、Freightフィールドの現在の値が含まれる範囲を表示できます。

{Partition(Freight, 0, 500, 50)}